雪の白さにもにた、清らかな美しさ。
着る人、そして見る人をほのぼのとさせるやさしさ。
小千谷織物には、恵まれた自然のなかで綿々と伝授されてきた伝統の技と、いつの時代も変わらない雪国の真心が息づいています。
十世紀初期の『延喜式』に記されている越後麻布は、小千谷でも古くから織られていたもので、千年以上の歴史を誇っています。
その越後麻布を江戸初期に改良してできたのが小千谷縮です。
さらに江戸中期に小千谷縮の技法をいかして小千谷紬が織り始められるなど、新潟・小千谷は長い伝統をもつ織物の産地です。