小千谷織物同業協同組合とは
小千谷の歴史は「縮(ちぢみ)」の歴史、織物の歴史ともいわれ、この地で織物が始められたのは千数百年前といわれており、
種々の立地条件と自然条件に恵まれて発展してきました。
江戸時代の初めに緯糸に強い撚(よ)りをかけ、織り上げた後に小千谷独特の「シボ取り」と言う工程で仕上げをし、
縮ませてシボを出す夏向きの着尺(きじゃく)として、快適な縮布が作り出されました。
「シボ」を表現することが、従来の麻布に画期的な成果をもたらし、「小千谷縮」と呼ばれて、完成後わずか10年たらずの間に
、魚沼地方一体に広く普及し、小千谷、十日町、塩沢、六日町等、の現在の織物産地を形成する基になりました。
昭和25年に織物・染色整理・撚糸・問屋の各業種が大同団結して、小千谷織物同業協同組合を設立、昭和30年には小千谷縮布が、
国の重要無形文化財に指定されました。
この頃より縮の伝統技術を生かし、横総絣の小千谷縮・小千谷紬が産地の主力製品となり、市場で好評を博し、小千谷織物の名を
大いに高めました。
そして昭和50年には、小千谷縮・小千谷紬が国の伝統的工芸品に指定されました。平成21年には、小千谷縮が染色部門では日本初となる
ユネスコの無形文化遺産に登録され、伝統織物産地としての地位を確立して、今日に至っております。
地域団体商標認定
特許庁が認定する「地域団体商標」の新潟県第1号です。
「小千谷縮」と「小千谷紬」のそれぞれの織物と和服において、特許庁より「地域団体商標」として認定されました。新潟県では第1号です。
「地域団体商標制度」とは、地域名のつく特産品やサービスを商標登録する制度で、地域ブランドの育成と地域の活性化を目指しています。
証紙は小千谷織物の証です。
証紙「小千谷織物之証」は、まちがいなく小千谷産の織物や和服であることを証明するものです。小千谷ブランドの証であり、商品を購入する際の指針となる大切なものです。 <製造元各社の紹介> ㈲おだきん 織田工房 上信織物 ㈲紺仁 ㈲清水商店 ㈲杉山織物 関松織物 ㈱高三織物 仲四織工房 樋口織工藝社 (資)山岸織物 吉新織物㈲ (令和6年9月現在)